両備バス編


両備バスといえばブルドッグ、ブルドッグといえば両備バスという程

たくさんのブルドッグであふれかえっていた。そのため、年式により

多くのバリエーションがあり、興味深い物があった。このブルドッグ

も岡山では両備バスの数台を残すのみとなってしまった。


前 中 扉 編

両備初のブルドッグは前中扉で導入された。

エアサスにハイバックシートと他の地域と比

べると、グレードの高い路線車であった。

社番F7801 MP517M 昭和53年式
こちらは短尺のブルドッグ。岡山−倉敷線に

よく使用されていた。すでに両備の主流は前

後扉であり、前中扉車は少数派である。

社番F7826 MP517K 昭和53年式
54年排ガス規制車(K−)。方向幕が大型

化されている。

社番F8110 K−MP518M 昭和56年式
さらに進化し、直結冷房化された。

この車輌以後、前中扉車は15年もの間封

印されることとなる。

社番F8111 K−MP518M 昭和56年式

前 中 扉(4枚折戸)編

ラッシュ時の乗車効率を考えて西大寺営業所

に配備された4枚折戸車。郊外路線を多く抱

える両備バスにとっては少数派であった。

社番F8116 K−MP518M 昭和56年式
翌年も4枚折り戸が増備された。この後、両備

の4枚折戸車はまさに20年間もの間封印され

ることとなる。

社番F8203 K−MP518M 昭和57年式

前 後 扉 編

長い間両備バスの路線車の標準形車種として

君臨していた前後扉のブルドッグ。B806N貸

切格下車と共に岡山駅郊外バス乗り場を頻発

していた。

社番F8004 MP517M 昭和55年式
こちらは長尺のブルドッグ。路線のみならず、

その収容性をかわれて近距離貸切に多用さ

れていた。

社番F8006 MP517N 昭和55年式
こちらは元倉敷市交通局の車輌。廃業後路線

車は両備バスと下電バスに譲渡された。車内

は基本的に両備バスに準ずるものであったが

モケットは緑系であった。社番は下二桁に90

番台が与えられた。リアテールアンプが3連テ

ールでなく、野暮ったいバス協タイプであった。

 

社番F8099 K−MP518M改 昭和55年式
K−排ガス規制適合車で方向幕が大型化さ

れた。この頃の倉敷駅前BTはバスの本数も

多く、活気に満ちていた。

社番F8101 K−MP518M 昭和56年式
更に56年導入後期車は直結冷房化された。

この年は路線・貸切合わせ52台も導入され

ている。

社番F8151 K−MP518N 昭和56年式
K尺のブルドッグ。一番前の細い窓が特徴。
社番F8213 K−MP518K 昭和57年式
倉敷市交通局からの譲渡車。

上の車輌と比べるとよくわかるようにほとんど

外観上の差異は見られない。

K尺のように見えるが、型式には改が付き、な

にか手を加えられているようである。

社番F8296 K−MP518M改 昭和57年式
何の変哲もありませんが・・・・
社番F8315 K−MP518M 昭和58年式
倉敷市交通局からの譲受車。上掲の車輌と全

く同じであるが、前ドアが微妙に違うのと、ガラ

スを固定するゴムの配色が違う。

また、元倉敷市交通局の車輌は塗り替えられ

ているためサイドの「Ryobi」のロゴが大きな物

になっている。

社番F8397 K−MP518M改 昭和58年式
ドアのガラスが一枚ものになった最終型。
社番F8342 K−MP518M 昭和58年式
排ガス規制も58年規制対応車(P−)に。

シフトもフィンガーコントロールが採用されてい

る。

社番F8405 P−MP518M 昭和59年式
後の側面方向幕が大型化されていたり、59年

のトップナンバーなのに登録が遅かったりと謎

多き車輌であるが、実はカタログに登場したサ

ンプルカー(といっても内外装は両備仕様であ

るが)である。サンプルカーとして全国のユーザ

ーをキャラバンした後、両備バスに納車された

経緯がある。

社番F8401 P−MP518K 昭和59年式

禁断の赤い両備!

倉敷市交通局からの譲受車。両備の仕様とは

程遠いリーフサスに後引き戸。ということで、す

ぐに代替されたため色は塗り替えられず、ホィ

ールのみ両備バスのコーポレートカラーである

青色に変更されていた。元々は京阪バス出身。

社番F7997 MP117M 昭和54年式

 

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